『ヒトの汗の匂いを感知するセンサ』のケース(容器)制作
2016弊社では、下記センサのケース(容器)のデザインと制作を担当させていただきました。
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蚊の受容体でヒトの汗の匂いを感知するセンサ!?
公益財団法人神奈川科学技術アカデミー、東京大学生産技術研究所、住友化学株式会社と共同で、
昆虫の嗅覚受容体を直接利用できるセンサプラットフォームの開発を行いました。
■プレスリリース(公益財団法人神奈川科学技術アカデミー内)
http://www.newkast.or.jp/press/pdf/press-H281007.pdf
■設計
CADで設計したデザインから、3Dプリントを実施。■塗装
左の写真から、ベースコート(灰色)、メインカラー(光沢シルバー)塗装、底面(光沢ネイビー)塗装を社内の塗装ブースで実施。■仕上げ
透明クリア保護コートを塗装したのち、コンパウンドで筐体全体を磨き、反射ツヤを出す処理で完成。【本プロジェクトについて】
公益財団法人神奈川科学技術アカデミー、東京大学生産技術研究所、住友化学株式会社と共同で、蚊の触角に存在する嗅覚受容体を利用した匂いセンサを開発しました。◆ヒトの汗の匂い成分に特異的に反応する蚊の嗅覚受容体を人工の細胞膜に組み込み、小型で携帯可能な匂いセンサを開発した。
◆匂い物質を空気中に漂わせるとセンサが反応し、移動ロボットを駆動させることに成功した。
◆災害現場などで不明者を探すセンサに向けて研究を進めている。
本研究は2016年10月9日よりアイルランド・ダブリンで開催されたMicroTAS国際会議にて口頭発表(Nobuo Misawa他, “ODORANT SENSOR USING AN INSECT OLFACTORY RECEPTOR RECONSTRUCTED IN ARTIFICIAL CELL MEMBRANE”)を行いました。なお、本研究はNEDOの「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」として行われているものです。
神奈川科学技術アカデミー(http://www.newkast.or.jp/)
東京大学生産技術研究所(http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/)
住友化学(http://www.sumitomo-chem.co.jp/)